みなさんこんにちは、VAIOです。
皆さんは2025年にバイオニクルが復活するという噂をご存知ですか?
海外リーカーの情報らしいです。
詳細は不明なので期待しつつ期待しすぎずで待ちたいところですね。
さて、話は変わって今年2023年初頭、バイオニクルのとあるセットが登場しました。
それが今回レビューするセット「Tahu & Takua」です。
え!?バイオニクルって2016年にシリーズ終了したよね?と思われる方もいるかもしれません。
その通り。バイオニクルは2010年のSTARSを以て一度終了した後、2015年に復活。その後2016年に再び終了していたのでした。
そこからニンジャゴーのプリントパーツとかフィグのプリントTシャツがバイオニクルの模様だったりはしたものの、基本的にはなんの音沙汰もなく6年の月日が流れます。
そして2022年!突如新製品の情報!なんとバイオニクルがシステムとして復活!?
いやTwitter(現:X)も沸きましたねあの時は。
それ以前にも真偽不明のぼやけたリーク画像はあったものの、バイオニクルがシステムの皮をかぶって出てくるなんていうファンメイド的な物が公式から出るという情報を鵜呑みにはできなかったのです。みんな嘘リークには散々騙されてきてますからね。
(追記:2022年にレゴ90周年記念セットでやばいタフーが爆誕していたことを忘れていたので追記しておきます。当時ネットミームと化し賛否両論を巻き起こしたタフーで、あまりに衝撃が強すぎたせいか私の記憶からも抹消されておりました。)
しかしなんとそれが実際に出るという。
しかもレゴ公式ストアでのオマケだという。
オンラインと実店舗で条件に多少の違いはあったものの、おおむね13,000円ほどレゴを買うとこのセットがプレゼントされました。
バイオニクルをやっていた人もやっていなかった人もかなりの人がこれをもらうために13,000円以上の買い物をしていたので、この時期のレゴストアはなかなか潤ったのではないでしょうか。
箱の裏側。構図がもうバイオニクルなんですよ。#8534 タフーなんですよ。全世界のオタクの目元が涙で濡れてますよ。
パーツバラバラ状態の再現も、システム故に完全にバラバラじゃないところがちょっと面白いですね。
完成品はこんな感じ。
本体だけだった#8534タフーとは違い、タクアやサーフボード型台座など色々なものがセットになっています。
中でも、初代からバイオニクルを追っている者としては見逃せないオブジェクトがありますよね。
そうこれ。マタヌイとマクータを模した石。いろんな媒体で目にしたアレです。
この(バイオニクル)世界の主神であるマタヌイ(左の丸いの)が市民に3つの徳を授けて暮らしていたけど、それを妬んだ弟のマクータ(右の黒っぽいトゲトゲ)がマタヌイを深き眠りにつかせ市民も脅かされるようになった。
その時、6人のヒーローが現れてマクータを倒すだろう。
というのがバイオニクルのストーリーの1番の根底にある伝説なのです。
実際ストーリーはこの伝説に語られるトーア(英雄という意味の劇中語)であるタフー、レーバ、ガーリ、コパカ、オヌー、オワツが主神の名を冠する島、マタヌイ島に流れ着くところから始まります。
そこから膨大なストーリーが語られ、衝撃の事実も多く明かされるのですが、それを語るのはまたの機会にしましょう。
さて、だいぶ話がそれました。
今回のプロモーションセットでタフーと一緒に溶岩サーフィンをする役割で抜擢されたのはタクアでした。
タクアは元々主人公的な存在で、バイオニクル販売開始とほぼ同時に公式サイトで遊べたゲーム、「マタヌイ・オンラインゲーム」でプレイヤーはタクアとして島を冒険しました。
その後、色々あってトーアになったりもして、その時名乗った名前がタカヌーバです。
聞いたこともある人も多いと思います。光属性のかっこいい宮野真守です。
みんな大好きタクアをこの記念セットに付属させるあたり、企画者わかってんな〜って感じですよね。
ディスクを持ってるのも当時のトフンガが思い起こされてグッドです。
ディスクを持ってるのもいいんですけど、背面にバックパックを背負ってたり、インナーヘッドがクリアパーツで当時よりも高解像度に世界観が表現されてるのがかなりグッときました。
ポージングも自由度高いですしね。
実際仕様なのかはわかりませんけどマスクを外した後も顔っぽいんですよね。
インナーマスクの再現なのかもです。
個人的にすごく芸が細かいなと思ったのがこの両手のクリップパーツが違うところです。
ディスクを持つために片方90°違うんですけど、当時のトフンガの腕パーツって右手と左手で違う形だったのでそれが再現されてるんですよ!素晴らしい!
さて、オマケ的な要素しか紹介してないのにかなり長くなってしまいましたが大本命はやっぱこの人ですよね。
世界一かっこいいタコづらです。
(足首以外の)各関節は自由に動き、ポージングの幅がかなり広いです。
この関節の充実っぷりでなぜあえて足首だけ固定にしたのかは凡人にはわからないところではありますが、足のシルエット的にはこの方が良かったのかもしれませんね。
後ろから見るとこんな感じ。腕とか脹脛とかに再現への努力が垣間見える気がします。
武器とかは解像度が上がってて、再現する部分と世界観を深める部分とでそれぞれ良い味が出てますよね。
こちらもインナーフェイスっぽくなってます。
欲を言えば丸い口も再現されてたらよかったのになーとか思っちゃいますけどね。
まぁしかしそんなのはどうでもいいことなのです。
さらなる神オプションが同梱されているのです。
タフーを飾る時に誰もが欲しいと思っていたアイテム、『溶岩サーフィン用のサーフボード』が台座として再現されています。
これまで立体化はしたことなかったと思いますが、2001年のプロモーションムービーで全世界の少年の心を鷲掴みにしたあの姿から「タフーといえば溶岩サーフィン」というのが定番ですよね。
可動域が広いのと足がペグでしっかり固定されていることで、かなりポージングの幅が広いです。
同じ溶岩サーフィンでも様々なポーズを取ることができてとても面白いです。
そしてなんと背中にポッチ接続することでタクアをおんぶすることができます。
あまりにもエモい。
エモすぎてエモンガになったわね。
インストの中にあったポスター的なページもすごくいい感じなのでこのセットをお持ちでない人も公式サイトからインストを見てみてください。
一応最後にパーツリストだけ載せておきますね。
パーツ的にもなかなか良いセットですよね。
さて、不必要なこともたくさん書きましたし必要なことはあまり書いてないかもしれませんが、このあたりでレビューを終わろうかなと思います。
バイオニクルパーツじゃないのは残念でしたが、原作への愛とプレイバリューがこれでもかと詰まった素晴らしすぎるセットでした。
2025年にバイオニクルが復活するというのも、きっと現実になると祈って、あと1年ほど待とうと思います。それでは。