みなさんこんにちは、VAIOです。
冬は寒すぎるので3Dプリンターを使ってなかったんですけど(換気しながら使うと凍え死ぬため)、いよいよ春が近づいてきているのでそろそろ使いたい気持ちが高まってきました。
春は別れ、そして出会いの季節。新しい作品とも出会っていこうではありませんか。
FFF方式のプリンターを買った以上、関節が可動して遊べる玩具を作りたい!とずっと思っておりました。
その中でも、「多脚なので安定感がありそうかつ、可動部が多くて練習になりそう」という理由で今回は習作としてザリガニのロボットのモデルを作っていこうと思います。
さて、これまで長い期間 3Dプリンターを使ってなかったのにはもうひとつ理由がありまして、Shapr3D(これまで使ってたCADアプリ)ではアセンブリ機能が無かったので作りたいものが作れなかったんですよね。
と思った人もいますよね。
アセンブリ機能とはパーツモデルとパーツモデルをくっ付ける機能です。
例えば、Aのモデルの面とBのモデルの面を指定してそこの面同士を合わせるようにAとBをくっ付けるとか、Cのモデルの軸とDのモデルの穴を指定してそれを差し込むようにCとDをくっ付けるとかそういうコマンドで、パーツの組み合わせ(これがアセンブリ)を作るっていうものです。
Shapr3Dではそのアセンブリを作る機能が無かったので、パーツをたくさん内包したもののモデルは(頑張れば似たようなことはできたけど)難しかったんですよね。
一方、頼みの綱のうちのPCはというと、10年近く前のものなのでFusion360(CADソフト)もカックカクで話になりません。
「となるとやっぱりこのiPadでCADアプリを探すしかない!」と血眼になってCADアプリを探していたところ、無料で使えて良い感じのやつがありました。
それが今回から使っていく「Onshape」です。
Onshapeはクラウドで動くサービスなので端末のスペックに依存せずに使えるらしく、そもそもPC版だとブラウザで動かせるらしいです。すごいね。
自分はiPadとAppleペンシルがあるのでiPad OS用のアプリを入れてみました。
画面を開いてみました。
白ベースで明るい画面と、正統派でとっつきやすい画面レイアウトがいい感じです。
コマンドは左上の方にある戻るボタンと進むボタンのさらに右にあるやつがスケッチ系、その右にあるやつがそれ以外といった感じになってました。
スケッチを書いて押し出し、スケッチを書いてまた押し出し、繰り返してパーツを作っていきます。
これはボディフレームのパーツのつもりです。最終的にはかっこいい外装を作りたいですね。
さらにスケッチを書いて押し出しを繰り返して別のパーツも作っていきましょう。
足の基部のパーツができました。ボディフレームから出た軸にくっついてます。
そしてさらに繰り返していきましょう。
足の中腹のパーツと腹のフレームパーツを作りました。
ズボラなので使いまわせそうなパーツは全部使いまわします。
習作として作ってるのでとりあえず形になればいいのです。
多分可動域もそんなに広くないけどいいんです。形になればいいんです。
ちなみに穴には全部縦方向にスリットを追加してるんですけど、これには2つの狙いがあります。
1つ目は、出力するときに横向きの穴は天井側が汚くなるのでそれの対策になればいいなと、そして2つ目はこのスリットがあることによって軸とはめ合わせたときに少し歪んでフィットしやすくなるだろうという狙いです。
早いとこABSフィラメントを買ってこの辺りのはめ合い感がどんな感じなのか、テストしたいですね。
さて、Onshapeも使い始めは色々勝手が違って使いにくかったのですが、だんだん慣れてきました。この調子でパーツを揃えて出力までやっていこうと思います。
よろしくです〜。
・・・まぁアセンブリは癖が強すぎるから未だにあんまり慣れないんだけどね。